爆買い現象から最悪のシナリオを考える

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ジョンです

最近『爆買い』という言葉を聞かなくなりましたね。

流行語になったわけですから
いずれ聞かなくなることはわかっていましたが……。

昔から使われていた言葉を
『時の人』が使うことで流行ったのならば、

たとえ流行が終わったとしても
それは元の状態に戻っただけの話です。

ですが
何かの『現象』を指した造語が流行した場合、
その言葉を聞かなくなるということは

元の『現象』が終わりに近づいていることを表しています。

『爆買い』という言葉が生まれ、
インバウンドがニュースで取り上げられたとき……

「このままではヤバい……」

私は不安を覚えました。

ちなみに『インバウンド』をざっくり言うと、
『外国人が日本にお金を落としてくれる』みたいな感じです。

おかずを『お茶椀の中』に
一旦バウンドさせることではありません。

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なんかおかしない?

当時のニュースやワイドショーでは
連日のように『爆買い』の特集ばかり。

経済の専門家も
「これは景気回復の足がかりになる」とか
希望のあることを言っています。

一連の出来事を総じて

「これからは『観光』にもっと力を入れて
外国人からの収益を上げることが大事ですね」

もっともらしい言葉で締め括っていました。

「……この人たちは何を言っているんだろう?」

これが私の率直な感想です。

もちろん
『外国人観光客』からの収益を考えることは大事ですよ。

こういった動きは今に始まったことでもありませんし、
外国人観光客の数は年々増加しています。

日本の『魅力』を売ることが、
これからの日本の経済を支えると言ってもいいでしょう。

……でもね

そもそも『爆買い』って『観光』じゃないでしょ?

カフェラテ5

観光客に非ず

観光名所を訪れて、周辺のお店や地域にお金を落とす
宿泊施設や交通機関、ツアーガイドなどにお金を使う

『観光』っていうのはこういう事です。

ですが爆買いをしている人たちの目的は、
日本の名所ではなく『日本製品』です。

観光地に赴くことはあっても、
それは『オプション』だと言ってもいいでしょう。

日本に着くなりショッピング街に繰り出す。

電器店やドラッグストア
何でも売っているドンキホーテなど

とにかく『日本製品』を求めて買いに走る。

インタビューでも
「今回は○○万円分の買い物をしに来た」
という答えが返ってきます。

これを聞いて思いました。

彼らは『観光客』として日本に来ていますが、
実際に行っていることは『買い付け』です。

本質を見極める

実際に購入した商品を転売しているとか
そういう話ではありません。

仮に転売目的だったとしても、
こっちは充分に利益を得ているわけですから、
今はそこについて考える必要もないでしょう。

彼らの話では

親戚や近所に配るためや
知り合いに頼まれた分も買っているとか
グループ買いの代表で来ているなど

それなりの理由があります。

ただ、
それを『観光』の収益だと考えていいものでしょうか?

彼らは日本で製品を買い付け、自国に持ち帰っているだけ。

私には個人規模での『輸出』としか思えません。

もちろん宿泊や交通といった『観光』の収益だってあります。

ですが、それも言ってしまえば『オプション』です。

爆買いの『本質』を見誤ってしまってはいけません。

もしも、それらを全て『観光』として捉えてしまうと、
間違いなく大きなものを失うことになりますよ。

ハムタマサンド

惑わされないように

『爆買い』を観光として捉えているということは、
純粋な『外国人観光客』を見ていないことになります。

テレビでも
「爆買いに来ている人たちにより、
外国人観光客の数が年々増加していますね~」

なんて言っていますが……

おいおい、純粋な観光客の数はどうやねん?

まあ当然そこも増えてはいるでしょうけど……。

ですが『爆買い客』の数を足してしまうと、
本来の『観光』による伸び率は把握できません。

それにも関わらず
「収益が上がっているよ~やったね♪」なんて

大事な部分を無視して喜ぶなんて愚の骨頂です。

もちろん
純粋な『外国人観光客』を相手に商売をしている人や、
観光地で働く方々や行政の方々は
しっかりと取り組んでいらっしゃいます。

だからこそ『外国人観光客』の数も増加しているわけです。

ですが一方では
そこに目を向けていない人たちが居ることも事実。

そんな人は専門家やメディアの言葉を真に受けて、
本来の観光よりも『爆買い』に力を入れていますからね。

想定外だから話題になる

私がなぜ不安に感じているのかというと、
『特需』は非常に不安定な収益だからです。

極端な言い方をすれば『まぐれ当たり』

ハッキリ言って、
誰も『爆買い』を予想していませんでした。

最初は一部の観光客の動向に
販売店はザワザワと『違和感』を覚えましたが、

集団での買い占めが連日のように続いたことで
初めて「これは爆買いなんだ」と気付いたはずです。

中には先手を打って『特需』を取り込んだように
報道されている企業もありましたが、

これは単に反応が早いだけで『後手』です。

つまり日本は
狙って『爆買い』を生み出したわけでなく、

一部の国で流行っている『現象』

その流れに乗っかっているだけなんですよね。

冒頭でも話したように、
流行っている『現象』は終わりを迎える日が来ます。

そんな不安定な収益を
『主軸』に考えてしまうことは非常に危険です。

アイスとワッフル

それはそれ、これはこれとする

商売の基本として

『まぐれ当たり』や『流行りの波』は、
利益の主軸として考えてはいけません。

いつか無くなるものと考えて
『売り逃げ』できる状態で構えておくものです。

これを勘違いして追いかけると

本来の利益が落ちるどころか、
流行が終わった後には『不良在庫』を抱えることになります。

日本の観光全体を『商売』として置き換えるとどうでしょう?

今は『爆買い』を追いかけてしまっている状態です。

このままではどうなるか容易に想像が付きます。

だからこそ
『爆買い』を観光から切り離して考えるべきなんです。

「個人規模の『輸出』が流行っているだけ」と捉えて

本来の『観光』に力を入れるべきなんです。

でも、どういうわけか世間では混ぜこぜで伝えられている。

『爆買い』は観光ではないのにも関わらず、
相手が『観光客』というだけで同じ収益だとされている。

呑気に構えている場合か

「今のところ大金が落ちているからいいんじゃないの?」

「日本製品の需要が落ちるとは思えないけど……」

おおよそこのような意見を持たれる人が多いでしょう。

テレビの中で話している人も、
おそらくこのような考えに近いものだと思われます。

たしかに現実はまとめ買いされているわけですし、
大金が動いていることは間違いありません。

もちろん私だって
『日本製品』の需要が落ちるとは思っていないですよ。

ですが……だからといって

「今は儲かっているから」

なんて安易に思うのは『思考停止』の状態です。

少なくとも『爆買い客』向けに商売をしている人なら、
もうちょっと深く考えみてはいかがでしょう?

何故、彼らは日本に『買い付け』に来ているのか?

何故、わざわざ大量の荷物を持って帰るのか?

パンケーキ2

爆買いの理由

「自国よりも日本の製品が良いから」

そこは問題ではありません。

『MADE IN JAPAN』が優れていることは、
昔から言われていることですから。

問題なのは、
彼らが『自国』でそれを買えないから来ているということ。

インタビューでも

「以前ネットで購入したら、
中間に入っている宅配業者の扱いが雑で壊れていた」

「家に届くまでに盗まれていた」

信じられないような答えが返ってきます。

ここから考えられることは、
彼らは日本に来ざるを得ないから来ているということ。

そしておそらく『自国』で買えるならば
日本に来ない人も多くいるであろうということ。

つまり
確実に手元に届く『流通』が確保されれば、

彼らは日本で『爆買い』をする必要が無くなるわけです。

総取りを狙ったアイデア

もちろん彼らの国には
キチンとした『流通』が確保できない事情があるから
現に『爆買い』が起きているわけですが、

それがずっと続くとは言い切れません。

私がやり手の企業家ならば
真っ先にこの『宅配事業』に乗り出すでしょう。

家まで直接届けることが困難ならば、
各地に『受け取り所』を設ければ解決します。

出向いてもらう必要はありますが、
わざわざ日本に行くよりは断然『楽』ですからね。

彼らの自国が『流通』を確保するか?
どこかの企業が新事業に手を挙げるか?

どのような形になるかは分かりませんが、
これは時間の問題でしょう。

世界の片隅で名も無い男が考えたアイデアです。

70億人もいれば
同じような事を考える人がいてもおかしくありません。

もしかしたら
この話を聞いて動き出す人がいるかもしれませんね。

仮にそんなことがあって成功したならば、
せめてラーメンぐらいは奢って欲しいものです。

コーヒー2

いくらでも客を奪える

彼らの国の流通以外でも問題は考えられます。

それは日本国内での『爆買い特需』の奪い合いです。

現在は空港や港の利便性から『関西』
特に『大阪』に集中していますが、
それが分散することは容易に考えられます。

なんせ『関西』だから
日本製品が買えるわけではありませんからね。

私がやり手の企業家なら
『地方』にショッピング街を造るでしょう。

ショッピングモールよりも更に大きな規模
販売店だけでなく宿泊施設も備えた1つの街

あとは爆買い客の『国』と
直通で行き来できる『交通機関』があればバッチリです。

『特需』の見込みが期待できるわけですから、
地方活性化の名の下に行政も協力してくれるでしょう。

仮に空港がダメだとしても、
フェリー港なら用意できるんじゃないですかね?

最後は港と街との間で
『シャトルバス』をグルグル回しておけば完成です。

本当はオススメしない

『爆買い客』に特化して多くの利益を期待できるので、
他の企業も喜んで参加してくれることでしょう。

雇用も増えるので、それに伴い人口も増えます。

何より大金が落ちるので地方は活性化しますよね。

その代わり
今まで特需の恩恵を受けていた『地方』としては、
客を取られて笑えないかもしれません。

どれだけ観光客が増えても
『分母』には限界がありますからね。

というか

そもそもこれは買い物に特化することで、
国内の『爆買い客』を根こそぎ奪う

『自分さえ良ければいい系』の作戦ですので。

これも先ほどと同じですが、
ここまでの規模でなくても考えている人はいるでしょう。

仮にこのブログがヒントになって成功したなら、
ラーメンぐらいは奢ってくださいね。

ただし、先ほどの『流通の問題』が解決すれば、
この街は間違いなく一気に廃れていきますよ。

自国で購入できれば、
爆買い客の『分母』が減りますからね。

もちろん、それも込みでのアイデアですから、
先の事を考えるならばオススメはできません。

あくまで地方の土地を利用して
『一時的』に儲けるといった話ですので……。

ビーフカツサンド

頼ってはいけない

ここまで色々とアイデアを出してきましたが、
私はラーメンを奢って欲しいわけではありません。

たまたま無性に食べたい気分なだけです。

私が問題として伝えたいのは

今ある『爆買い』は、いつか無くなるということです。

1つ目の『流通の確保』のように、
日本に『爆買い客』が来なくなる可能性は大いにあります。

また、いくら『日本製品』が優れていても、
『不買運動』が起これば経済は止まります。

たとえ一時的であったとしても単価が大きいので、
それだけでも大打撃になるのではないでしょうか。

そして『観光』を目的にしていないわけですから、
他の地方に『爆買い客』が流れて行く可能性もあります。

この場合は国内で使われるお金が減るわけじゃありませんが、
今まで売っていた地方での収益は減ってしまいますよね。

やはり『爆買い』というのは
非常に不安定な収益だということです。

そのような『特需』を観光と一緒くたに考えない方が、
国の在り方としては賢明だと私は思いますよ。

困らない人たち

もしも私が考えているような『流通の確保』の実現などで、
日本に来る爆買い客が減ったとしても……

『日本製品』が売れていることに変わりはありませんので、
メーカーの人は安心できるでしょう。

販売している企業だって、
実店舗を通さないから人件費やコストが抑えられます。

『爆買い客向け』のネット部門を作れば、
余すことなく利益が見込めるでしょう。

結局は企業が儲かって日本にお金が流れてくるので、
国としてもそれほど焦らないかもしれません。

数値的には観光客が減ってしまいますが、
そもそも純粋な観光客ではないんですから問題はありません。

今まで『観光』に力を入れて頑張ってきた人たちが、
更なる『外国人観光客』を呼ぶために努力してくれます。

他にも別の理由で『爆買い』の観光客が
減ってしまうことがあるかもしれませんね。

でも、そんな事を考えていてもしょうがありません。

どうせ先のことは誰にもわからないんです。

少なくとも現時点で『利益』が出ているわけですから、
とことんそのお金を吸い上げればいいんです。

マカロンとケーキ

どこかで見たような展開

問題があるとすれば、
実店舗で客が減れば『赤字』が出ることくらいですかね。

でも企業の人たちは心配しませんよね。

売上が落ちてきたら値段を下げればいいんですから。

元々『品質』で買いに来た人たちですけど、
『値段』に走らせて売り切ればいいんです。

それが日本製品の『価値』を下げることだとしても、
自分たちが助かるためだから売り切ればいいんです。

不良在庫は自分たちの『誤った方針』によるものですが、
現場の人間は必死に売ってくれるでしょう。

それで、これ以上の利益が見込めなくなれば、
赤字を理由に店舗を閉めてしまえばいいんです。

従業員からは不満が出ると思いますが、
そんなことは知ったこっちゃありません。

会社が潰れたら自分たちの給料が無くなるので、
末端の人たちには『犠牲』になってもらいましょう。

とりあえず悔しそうな顔で重役が出てきて、
謝罪の言葉を述べて頭を下げておけばいいんです。

『使い捨ての駒』に頭を下げるなんて不愉快ですが、
どうせ一月後には存在すら忘れてしまうでしょう。

「自分たちは仲間だけど、
これは多くの仲間を救うための決断だ」

「こんなことは誰も予想ができなかった」

とりあえず全員が被害者っぽく言っておけば、
すべてを有耶無耶にできるので心配いりません。

……冗談じゃない……

……冗談じゃない!!!

望まない結末

あまりにも極端すぎましたか?

ですが私はワイドショーの特集を見たときに、
ここまでの流れを予測して不安になりました。

『爆買い』が終われば『爆解雇』が起きると。

おそらく販売以外に『宿泊』や『交通』でも、
先の事を考えずに経営しているならば
同じように閉鎖することは考えられます。

結局は『特需』に乗っかって事業を拡大すれば、
しっぺ返しを食らうのは一番頑張った人たち……

末端の『従業員』です。

私は
「爆買いの『本質』を見誤ると大きなものを失う」
と言いましたが

それが『何か?』はもうおわかりでしょう。

もちろん未来のことは誰にも分かりません。

それでも考えられるだけのこと
考えておいてもいいんじゃないでしょうか?

ジョン曰く
だいぶ長々と語ってしまいましたが、
今回の話が『ただの戯言』で終わることを切に願います。

あくまで可能性の話ですからね。

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