時間を飛び越えて、少年の自分と繋がる一曲

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ジョンです

子どもの頃、学校行事か何かで『タイムカプセル』を埋めたような覚えがあります。

……が、正直、記憶が定かではありません。

本当に埋めていたとしても、きっと私のことですから、どうせ笑いに走っているんだと思いますが……。

ま、残念ながら記憶とともに埋もれてしまっているんで、二度と掘り出されることはないんでしょうけどね。

もし、人生で悔やまれることを挙げていくとするなら、私はその一つに「大人の自分に手紙を書く」というのを選びます。

よく「子どもの頃の自分からメッセージが届いた」といったエピソードを耳にすると、少し羨ましく思うんですよ。

それは「過去との繋がり」が欲しかったからなのかもしれません。

私はわりとピーターパン系だったんで、自分が大人になると思わなかったし、子どもでいられなくなるなんて考えもしませんでしたから。

人生は一本の長い道。

自分はそれをひたすら進んで行くだけで何も変わらないと思っていたのに、いつの間にか『今』が『過去』に変わっていました。

幸い、まだ自分の中に「少年の自分」はいますが……日に日に、その存在が遠ざかっているようにも感じます。

そんな寂しさを感じたときに、私が少年時代の自分と繋がるために聴く一曲。

今回、私が語るのは、平井堅さんで『思いがかさなるその前に…』です。

22枚目のシングルで、本人出演のトヨタのCMソングでもあります。

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忘れたくない自分

この曲は「少年時代の自分から大人の自分へ」

そして「大人の自分から少年時代の自分へ」といった、お互いの思いを投げかけ合っている歌になります。

サビのメロディーが切なく、歌詞がそれ以上に胸を締め付ける……まさに名曲です。

少年時代の自分は思います。

「いつか大人になった自分は、僕のことを忘れてしまうのかな……」

忘れてほしくない気持ちが言葉を疑問形にしているようにも、いつか忘れられてしまうことを悟った諦めの言葉のようにも感じます。

そして「その時は、手を振って笑ってられるかな……」という覚悟にも似た思いに、「忘れられる存在」としての切なさが詰まっているようです。

次に、大人になった自分は思います。

「いつか少年時代の自分は、その胸に抱いていた夢を忘れてしまうのかな……」

そしてこの後、「その時は、自分と真正面から向き合えるのかな……」という思いを見せますが、少年時代のそれとは少しニュアンスが違うようにも感じます。

それは「少年時代の自分が夢を忘れる」ということが、即ち「大人になった自分が夢を忘れる」ということだから。

希望に満ちていた『自分』に対して「一体、どんな顔をすればいいんだろう……」というような申し訳なさを感じます。

この曲のタイトルにもなっている「思いが重なるその前に」というフレーズ。

「キミも思ったりするのかな」という言葉から、おそらく少年時代の『自分』と大人の自分、それぞれの思いが重なるということでしょう。

  • いつか大人の自分は、少年時代の『自分』を忘れてしまうかもしれない。
  • いつか少年時代の自分は、抱いていた夢を忘れてしまうかもしれない。

ですが、実際に夢を忘れるのは「大人の自分」です。

つまり、これは視点が違うだけで……互いに同じ思いを抱えているということ。

『夢』を忘れるということは『自分』を忘れることでもあり、また、その逆も然り。

二人の思いとは……大人の自分の中から「少年時代の自分」がいなくなってしまうということ。

そして、その思いが重なるというのは、もしかしたら「その時」が来ることを示しているのかもしれません。

だから大人の自分は「少年時代の自分に対して何ができるのか」と考えます。

その答えが……強く手を握る。

「離れたくない」という簡単な言葉では片づけられないほどの切ない思いが伝わってきます。

手を握ることで少年時代の自分と繋がる。

「その時が来るまでは、しっかりと繋がっていよう」という切ない思い。

或いは「手を握り続けることで未来が変わるかもしれない」という希望があるのかもしれません。

切なさの中にも、どこか温かさを感じられる一曲。

子どもの頃の自分に会いたい人にオススメです。

ジョン曰く
少年時代の自分を忘れないため、そして、少年時代の自分が夢を忘れないために聴く。
私にとっては、この曲がタイムカプセルのようなものですね。
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