音楽にまつわる「実は……」な雑学を3つだけ語る

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ジョンです

ドーはドーナツーのードー♪ですが、実際の音階はドーレミードミードーミー♪

つまり、ドーナツのドは『ミ』なんです。

だから幼少期に「ドーナツのド」「レモンのレ」でドレミを覚えてしまうと、ズレた音階が身に付いて後々ややこしくなるそうな。

楽譜を見て歌う場合に音が迷子になるとか、新しく楽器を始めたときに「音は出るけど……この音で合ってんの?」みたいな感じで。

一般人に『絶対音感』は必要ありませんが、趣味でも音楽に触れるなら「ある程度の音感」はあったほうがいいですね。

ま、そんなことを語っている私は楽器を弾けませんけど~。

というわけで、音楽にまつわる雑学から3つを紹介します。

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むすんでひらいて

手遊び歌の中でも一番オーソドックスなものといえば『むすんでひらいて』

「グーチョキパーで何つくろう?」とか「茶茶壺 茶壺~♪」みたいに頭を使って理解する必要がありません。

動きの真似さえできれば楽しめるという一番簡単な手遊び歌です。

おそらく日本で幼児教育を受けていれば、もれなく知っているであろうというくらい日本人にお馴染みのこの曲ですが……実は、日本で生まれた曲じゃないんですよ。

この『むすんでひらいて』を作曲した人物の名はルソー

あれ?……どこかで聞いたような……。

それもそのはず

ご存知、フランスの哲学者で思想家のジャン=ジャック・ルソーその人です。

実はルソーには音楽を学んでいた時期があり、音楽研究や作曲家としての作品も残していました。

これは有名な『社会契約論』を発表するよりも前のもので、オペラ『村の占師』という作品の中で使われている挿入歌が原曲になっています。

それが後に、この曲に合わせて日本人が言葉を付けたことで、今日、私たちの知る「手遊び歌」として日本中に広まったわけです。

この歌詞をつけた日本人が誰かはわかりませんが、もしかして「むすんで=社会状態」「ひらいて=自然状態」なんて社会契約説になぞらえていたとか……無い無い。

単なる「真似っ子」の手遊び歌ですよね。

ハッピー・バースデー・トゥ・ユー

2016年現在で、世界の人口は『およそ73億人』だそうな。

一年間に亡くなっている人よりも「2倍以上」の人が生まれてくるんで、これから先も世界の人口は増え続けていきます。

毎日誰かが生まれていて、毎日誰かの誕生日だという事実を考えると……「この世界は、もっとハッピーに満ちていてもいいんじゃないか!!」と思う今日この頃。

いかがお過ごしでしょうか?

さて、誕生日といえばバースデーケーキと『バースデーソング』

サプライズ演出で流れる曲は、スティービー・ワンダーが定番になっています。

個人的にはビートルズの『Birthday』が好きなんですけどね。

それはそうと、一般的にバースデーソングといえば、やはり『ハッピー・バースデー・トゥ・ユー』でしょう。

先ほど言ったように毎日が誰かの誕生日ということで、「世界で一番歌われている歌」でもあります。

ですが、実はこの歌……元々はバースデーソングじゃありません。

本来は『グッド・モーニング・トゥ・オール』という幼稚園用の歌だったんです。

この歌は1893年に、アメリカのケンタッキー州で幼稚園を経営していたヒル姉妹が「朝、教室にきた子どもたちを迎えるため」に作詞作曲したものでした。

それが1924年、歌の本がダラスで出版されたときに、今の「ハッピー・バースデー」の歌詞が二番につけられていたんです。

ところが、そうなった途端、この歌が急に浸透し始め、1935年にタイトルを『ハッピー・バースデー・トゥ・ユー』に変更してからは大流行。

たちまち「世界で一番歌われている歌」になりましたとさ。

幼稚園児向けに作られたメロディーの覚えやすさ、歌いやすさが、世界中で親しまれている秘密なのかもしれませんね。

珈琲5

結婚行進曲

結婚式の披露宴でよく奏でられる『結婚行進曲』

これは1850年にワイマール宮廷劇場で初演されたという歌劇『ローエングリン』のなかで演奏された曲で、正式には『婚礼の合唱』というタイトルです。

厳かであり、勇ましさと誇らしさを感じる力強いこの曲は、出だしのパパパパーン♪と聞くだけで「=結婚式」というくらい日本ではお馴染みになっています。

ここで残念なお知らせですが……西洋では別れにつながる不吉な曲として、結婚式に使われることはないそうな。

その理由は、この歌劇のあらすじを辿ってみれば、よ~くわかります。

『ローエングリン』は、古くからドイツやフランスに流布していた「ローエングリン伝説」に基づいて作られた作品です。

物語の舞台は、10世紀のアントワープ付近。

聖杯守護の騎士ローエングリン(※実はキリスト教の聖杯物語に出てくるパルチファル王の息子)が、白鳥の船に乗ってブラバントの皇女エルザのもとに現れました。

彼は、奸臣(邪な心の家来)から弟殺しの罪で訴えられていたエルザの冤罪を晴らし、彼女と結婚することになります。

このとき、エルザに自分の身分を聞いてはいけないと言ったんですが、結婚の夜、エルザは約束を破って騎士の名を尋ねてしまいました。

翌朝、その騎士は、自分が聖杯の守護長パルチファルの息子ローエングリンであることを名乗り、聖地へと去って行きましたとさ、ちゃんちゃん。

不吉もなにも、結婚した翌朝に別れちゃっている話ですよ。

誰がこんな曲を喜んで流すねん……って日本人は歌劇の内容より曲の雰囲気で流しちゃうよね~。

タイトルに『婚礼』が入っているからゴーサイン出しちゃうよね~。

誰かが最初にしたら、それが正解やと思って後に続くよね~。

同時多発テロから生まれた『ハナミズキ』を結婚式で歌っちゃうよね~。

ちなみに、ワーグナーがこの歌劇を作った背景には、自身の出生への疑念が大きく影響していると言われています。

ワーグナーの父親はライプチヒ警察の書記官で、彼が生まれた半年後に亡くなりました。

母親は、後に有名な画家でもあったガイヤーと再婚しますが、母親とガイヤーは父親の生前から「昼顔な関係」にあったそうな。

ガイヤーも7年後には亡くなりますが、ワーグナーの心には「自分はイケない関係がきっかけで生まれたんじゃ……」という疑念が残ります。

そんな母親の「セクシービームな行為」を許せないと思う一方で、芸術家ガイヤーが父親かもしれないということに喜びもありました。

こういった出生の秘密を巡るワーグナーの心理が、ローエングリン伝説のテーマ「光と闇」「善と悪の闘争」「好奇心が愛を失わせるという思想」に重なると言われています。

作品の内容は別れてるわ、その背景には「やらかしちゃってる母親」がいるわ……1ミリも結婚式で流す要素があれへんがな。

ま、今の日本じゃあ「そういうこと」が珍しくないのかもしれませんけどね~。

あ~やだやだ。

人の妻への想いは、胸に秘めておくもんですよ。

いわゆる不倫にまつわる曲紹介です。といっても私は不倫を推奨しているわけではございません。あくまで、そういった想いは自分の心の中に秘めておきましょうということです。

ジョン曰く
結局は別れてしまいましたが、ローエングリンとエルザの愛は本物だったわけです。
「私たちは、ようやくこの世界で結ばれました」みたいな、二人の生まれ変わり的な解釈で結婚行進曲を流すのならアリかもしれませんね。
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