ジョンです
私が昔に乗っていた車はミッションでパワステ無し、さらにパワーウインドウも無いというゴリゴリのアナログ車でした。
友人からは「よく運転できるなぁ」なんて言われていましたが、車と一体化しているような感覚が好きなんですよ。
こういう車って、逆に愛着が湧いたりしませんか?
バッテリーがあがったときはエンジンの『押し掛け』をしたり、多少調子が悪くても廃車まで騙し騙し乗ったりしたもんです。
というわけで、車の雑学から3つを紹介します。
ウインカー
ウインカーは『方向指示器』とも言い、「車が左(右)に動きます」ということを対向車や後ろのドライバーに知らせるものです。
車を運転していると、ふと前の車のウインカーへ視線が向きます。
「点滅しているから当たり前だ」と思ってしまいがちですが、実はこれ……『点滅回数』に工夫がされているんですよ。
道路運送車両法の『保安基準』では、ウインカーは毎分60~120回、また常に一定の速度で点滅することと決められています。
このスピードは、人間が緊張気味のときの脈拍と同じリズムなんだそうな。
道路を走っていると、ドライバーはどうしても運転に慣れてきてしまいます。
だから右左折や車線変更など、普段と違った動きをする場合には、それまでの運転に慣れたドライバーに注意を促しているわけです。
「注意を促すならもっと早くてもいいんじゃないの?」と思うかもしれませんが、あまりにも点滅が速いとドライバーはかえって焦ってしまいます。
「心臓バックバクの状態」と同じリズムが目に飛び込んできたら、落ち着いて運転できませんからね。
もちろん点滅が遅いと、逆に緊張感が無くなってしまいます。
そこで「緊張気味の心拍数」という、少しだけ速めのスピードに設定されているわけです。
ちなみに現在多くのメーカーでは、ウインカーの点滅速度を「毎分70~80回の点滅」に設定されているそうな。
「自動ブレーキ」や「カメラでの死角サポート」といった、わかりやすいものに目がいきますが、気づかないところでも安全運転の工夫がされているんですね。
高速道路の料金所
最近では『ETC』が普及しているので、「料金所は素通りする」という人も多い世の中です。
私は普段から高速道路を利用しないので、車にETCは付いていません。
だから料金所ではニコニコ現金払いです。
……あれ?
もしも、料金所に着いてお金が無かったらどうなるんでしょう?
んなこたぁない。
……と言いたいところですが、万が一ってこともありますからね。
料金所に着いてから
「財布が無い!」
「同乗者もいない!」
「ETC機能もついていない!!」
なんて、お金を支払う方法が無い場合に備えて知っておくべきかもしれません。
もしも、そんな事態になった場合はどうするのか?
まず、落ち着いて料金所の人に速やかに事情を告げましょう。
すると、ゲートを開けて路肩に案内してくれます。
そこで『料金未払い確認書』という2枚の複写式の用紙に記入して、運転免許証の提示をして番号などを記入します。
とりあえず、その場はそれでオッケーです。
後はお金の支払いですが
阪神高速の場合は、7日間以内に現金で各営業課もしくは料金所で支払う。
首都高速の場合は、銀行で振込む。
支払方法は高速道路の管轄によって違うそうですが、『後払い』が便宜上できる仕組みになっています。
ただし、この制度は、あくまで「渋滞を避けるため」に仕方なくとられる措置だということをお忘れなく。
「へ~、わりと簡単に後払いができるんだ~」なんて思っちゃいけませんよ。
メルセデス・ベンツ
私の夢はジャガーに乗ることです。
ジャガー横田じゃないですよ。
下ネタかよ!!
高校生の頃から抱き続けている憧れで、正確にはジャガーに乗ることが目標ではなく、乗っていることが当たり前の男になることです。
そんな私は今日も、高級外車を運転しているつもりで軽自動車のハンドルを握っています。
不思議なもんで、そうすると心に余裕が生まれるんですよ。
しまいには「すれ違う高級車のドライバーから、一目置かれている」なんて錯覚をするくらい、運転中の私は世界一の幸せ者になれます。
さて、そんな私に一目置いてくれているかもしれない高級外車の中の一つ『メルセデス・ベンツ』のお話。
この『メルセデス』というのは、もともとは女性の名前で、スペイン語で「神のご加護、慈悲」という意味の言葉です。
なぜ女性の名前が車のブランド名になったのか?
その答えは車が発明された頃までさかのぼります。
生まれたばかりの自動車は、まだ最高時速が20キロ程度だったため、性能を上げるための研究と開発が続けられていました。
そんな時代、オーストリア・ハンガリー帝国領事のエミール・イエリネックという人が、発明されたばかりの自動車に魅了されます。
と同時に、彼は開催されたレースにも積極的に参加していました。
そのイエリネックが、新しいレーシングカーをダイムラー社に依頼したときのこと。
開発された車を35台購入するのと引き換えに、ヨーロッパやアメリカでの販売権と新しいブランドネームの使用を提案したんですが……
その新しいブランドネームが、彼の娘の名前「メルセデス」でした。
彼の主張は「好きになってもらい愛してもらうためには、クルマは女性の名前でなければいけない」というもの。
その時に開発された『メルセデス35PS』のおかげで、メルセデスの名は世界に広まり、やがてダイムラー社の自動車ブランドとなりました。
ちなみにメルセデス・ベンツを「ベンツ」と呼ぶのは、どうやら日本人くらいなのだとか。
欧米では「メルセデス」と呼ぶのが一般的で、「日本人のようにベンツと呼ぶ人はまずいないだろう」と言われています。
1926年にダイムラー・モトーレン社とベンツ&カンパニーが合併して、新会社『ダイムラー・ベンツ社』が生まれました。
このダイムラー・ベンツ社がスタートさせた新ブランドの名前が『メルセデス・ベンツ』です。
でも、先ほどの話で御存じの通り『メルセデス』という名前は、合併前からダイムラー社が使っていたブランド名ですよね?
世界ではすでに、その名前が浸透していたので、『メルセデス・ベンツ』と名前が変わっても以前のまま「メルセデス」と呼び続けたそうな。
以前から呼んでいた名前の後ろに『ベンツ』と付いただけなので、わざわざ呼び方を変える必要はないというわけですね。
話の流れとは関係ありませんが、私の座右の銘というか大事にしている言葉は、光岡自動車の『ガリューII』のキャッチコピーです。
「自分を信じる。ゆえに、不敵」
コメント