ジョンです
普段はお酒をまったく飲みません。
飲めないのではなく飲まなくなりました。
頭も働かなくなりますし車の運転もできなくなるので、飲むとしたら学生時代の仲間と集まるときか結婚式くらいです。
ただ、仲間もほぼ結婚をして家庭があるので、ここ数年は飲み会として集まることも減りました。
そもそも、お酒はウイスキーやワインなどを一人で愉しむのが好きなんで、私自身、居酒屋の飲み会で盛り上がるタイプでもないんですけどね~。
というわけで、お酒にまつわる雑学から3つを紹介します。
シャンパンで元気になるという説
結婚式などの祝いの席では『シャンパン』が出てくることもありますが、私はこれを密かな楽しみにしていました。
美味しいけれど高価ですからね。
このシャンパンは、ただの『スパークリングワイン』ではありません。
正確には、フランスのシャンパーニュ地方で産出されるものに限って許されている名前です。
ちなみに『キングカズ』こと三浦知良選手は、シャンパンを愛飲しているそうですよ。
やはりキングと呼ばれるほどの男になれば、飲み物も違ってくるのでしょうか?
実は、三浦選手がシャンパンを愛飲しているのには理由があります。
それは……シャンパンには『疲労回復』の効果があると言われているから。
シャンパンはもともとアルコール度数が低く、飲むことで血行を良くしてくれます。
さらに炭酸成分が筋肉をほぐし、糖分とともに疲労回復効果をもたらすと言われています。
三浦選手は、お酒を飲むときもアスリートなんですね。
キングと呼ばれる理由がよく分かります。
ちなみに疲労回復効果を求めるならば、『ミモザ』というカクテルがオススメですよ。
作り方は、シャンパンに同量のオレンジジュースを加えてシェイクするだけ。
オレンジには『ビタミンC・クエン酸』といった疲労回復効果があるので、シャンパンと混ぜることで更なる疲労回復を期待できるかもしれませんね。
酒税を考えたのは?
ここ数年で若者のハイボール人気が上がっているそうな。
ちょっと前なら「若者はチューハイ」というイメージだったような気がします。
昔から「とりあえずビール」という言葉があるくらいビールは主流でしたが、年々消費量が減っているようですね。
理由の一つは若者のビール離れ。
そして……もう一つは『酒税』
本当はビールが飲みたいけれど、財布の中身と相談すると発泡酒や第三のビールなどの選択肢を選んでいる人も多いそうな。
酒税関連のニュースが流れると、メーカーも消費者も、間で板挟みになった販売店も右往左往してしまいます。
この酒税って……一体誰が考えたんでしょう?
ビール好きの人なら、文句の一つでも言いたくなるかもしれませんね。
お酒の歴史を辿ると、日本人が酒を作り始めたのは3世紀頃。
『古事記』によると、古代の酒は『どぶろく』のようにドロドロしていて、それを漉(こ)して飲んでいたそうです。
そこから時代は進み、室町時代。
1371年に幕府の三代将軍『足利義満』が、全国の酒屋に対して「つぼ別200文の酒税」というものを課したのが、その始まりでした。
この時代は足利尊氏が幕府を起こし、義満が将軍になるまでは争いが絶えなかった時代なので、「多額の軍事費用」が必要だったんですね。
そこで考え付いたのが「つぼ別200文の酒税」というわけです。
その後、明治以降に何度か酒税方式が改正され、現在の酒税のようになりました。
発案者が遠すぎて文句の言いようもありませんが、いつの時代もお国の事情で酒税が課せられるようです。
瓶ビールでの発見
現在は「ビン入り」「缶入り」が当たり前となっているビールですが、これは本来、樽に入っている飲み物です。
これは、ビールをはじめてビンに詰めた人の話。
彼の名はアレキサンダー・ノーウェル。
熱心なプロテスタントの牧師で、無類の釣り好きでした。
そんな彼がいたのは400年以上も昔のイギリスで、当時はプロテスタントの迫害が増していた時代です。
エドワード6世の次に即位した君主メアリー女王は
「イギリスのプロテスタント派を根絶やしにせよ!!」と家来に命じ、1555年に『火あぶり』という粛清が開始されました。
(※粛清とは、厳しく取り締まるみたいな感じです)
公職から追放されて暇になったノーウェルですが、暇になったらなったで大好きな釣りにでかけます。
そんな彼の釣りは「ビールを飲みながら楽しむ」というスタイル。
当時ビールは『樽』の中に貯蔵されていましたが、彼は「携帯用の容器」としてビンを使い、そこにビールを詰めていました。
いつものように「ビン詰め」のビール片手に釣りを楽しもうとしていたときのこと。
彼の元へ「メアリー女王の配下によって、逮捕投獄される」という知らせが入ります。
ピーンチ!!
彼はとっさに『釣り道具』を植込みの下草の中に置き去りにして、そのまま船を使って大陸に渡り、フランスへ亡命しました。
しばらくしてメアリー女王が亡くなり、危険が去ったのを確認した彼は帰国します。
さっそく釣り道具を残した場所に戻ってみると、食糧とビールを詰めた『ビン』も残っていました。
そこで、そのビンを開けてみたところ、鉄砲のような景気のいい音がした上に、そのビールはとても美味しかったとそうな。
これが『ビール瓶内発酵』が発見された瞬間です。
勇気!!
野晒しにしていた飲み物を口にする勇気!!
ビールはビンに詰めた後も『発酵』を続け、刺激性のあるさわやかな味をつけ加えます。
これを知ったノーウェルは、ビンを単なる携帯容器としてではなく、ビールをもっと美味しくする道具として使用するようになったそうです。
私には放置していた物を口にする勇気はありません。
釣りが大好きな彼は、そこら辺も「おおらかな心」の持ち主だったのかもしれませんね。
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