ここは「喫茶店での談話感」をコンセプトに、数分間をくつろぎ、そして楽しんでもらうことを目的とした雑記ブログです。

あなたも是非、お好きな飲み物を片手にお楽しみください。

※コーヒーなどの画像は、“お茶している感”を出すための雰囲気作りです。特に話の内容とは関係ありませんので悪しからず。

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公共広告を深読みしてワーワー言うとります

 

どうも、細かいことが気になるジョンです

 

商品や企業イメージを伝えることで利益を生み出すのは企業広告。

それとは別に、社会啓発のメッセージを伝えるのが『公共広告』

この公共広告によって啓発活動を行っているACジャパンは、毎年テーマを決めてキャンペーンを実施しています。

 

扱う内容は環境問題・公共マナー・薬物・いじめ・家庭問題などなど。

その年度毎に日本社会が必要としている事柄をテーマにしているだけあって、いつも何かと話題になっています。

 

2017年度の全国キャンペーンで話題になったのは、昔話の桃太郎を題材にした『苦情殺到!桃太郎』

テレビCMでは、お婆さんが川から桃を拾い上げた途端「窃盗だろ」と批判され、そこから次々と悪意ある言葉が画面いっぱいに埋め尽くされるという内容です。

 

このキャンペーンのテーマは、年々深刻さを増しているネットモラルの問題。

批判やクレーム、またそれに便乗した煽りなど。

「悪意ある言葉」が、人の心を傷つけていることを訴えています。

 

その言葉が相手を傷つけないか?

発言する前に、今一度、頭の中で考えてみよう。

私はこのCMから、そういった優しいメッセージを受け取りました。

 

……ところで

桃を拾っても窃盗じゃないですよね?

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冤罪が酷い

窃盗罪とは、他人の財物を窃取する罪のこと。

他人が占有する財物を、占有者の意思に反し、自己又は第三者の占有に移転させる行為をいいます。

平たく言えば、他人の物を故意に断りもなく持っていったり使ったりする感じですかね。

 

ということは、大前提として桃が「他人の物」且つ「現に占有されている状態」じゃないと罪とは言えません。

今回の場合はお婆さんが桃を“拾い上げただけ”で窃盗にされているんで、少なくとも「川を流れている桃」が他人の占有物である必要があります。

でも……川を流れている桃が他人の占有物になる状況ってあるんですかね?

 

例えば、周辺の土地一帯をブルジョワが所有していて、私有地内の川で流しそうめんならぬ「流し桃」に興じていたとか?

無いわ~

そんな状況なら、お婆さんが洗濯をしている時点で不法侵入になるわ~。(そういう問題でもない)

 

だいたい自分の物をわざわざ川に流すなんて……目的がわかんないですよ。

灯篭を流したり
ひな人形を流したり
七夕飾りを流したり

川に物を流す行事はたくさんありますけど、それだって後で回収するつもりはありませんからね。

 

言い方は悪いですけど……川へ物を流す行為は「物を捨てている」のとほぼ一緒です。

ましてや今回の場合は“桃”なんで、途中で動物が食べちゃうとか、誰かが拾っていっちゃうことくらいは予想が付くでしょう。

だから川に流した時点で、持ち主は占有どころか所有すら放棄していると考えたほうがいいんじゃないでしょうか。

 

……とまあ、

無茶苦茶な言い分かもしれませんが、少なくともお婆さんが「他人の占有している財物を窃取した」とは言えないんじゃないかと私は思うわけです。

だから桃を拾ったお婆さんに対して「窃盗だろ」なんて言うのは大きな間違い。

とんだ言いがかりですよ。

 

……え?

もしかしたら、桃が“落とし物”かもしてないって?

いや、言いたい事はわかりますよ。

本来の持ち主が桃を川に落としちゃって、流れ流れてお婆さんの所まで来ちゃったパターンでしょ?

 

それは、すごくわかります。

実際、このキャンペーンの新聞広告には「遺失物横領罪だろ」という言葉が出てきますからね。

確かに桃が他人の落とし物なら、当てはまらない話でもありません。

 

落とし物なわけがない

遺失物等横領罪とは、遺失物や漂流物、その他占有を離れた他人の物を“横領”する罪のこと。

横領というのは「不法領得の意思」の発現行為で、権利者を排除して他人の物を自己の所有物として振る舞い、その経済的用法に従い利用又は処分する意思をいいます。

 

ざっくり言えば、落とし物を拾った人がパクるっちゅうやつですよ。

今回の話に当てはめて言うと、流れてきた桃が他人の物だと分かっているにも拘らず、それを自分の桃として食べちゃう感じですかね。

 

でも、よく考えてみてください。

あんな大きい桃を川に落として……気付かん人間はおらんでしょ。

自分で担いでいたなら当然のこと、馬や荷車に乗せていたとしても川に落ちた音でわかりますよ。

 

それに何より、お婆さんの所まで流れて行くことは考えられません。

ちょっと思い出して欲しいんですが、お婆さんはどうやって桃を拾い上げたんでしたっけ?

流れてきた桃を“普通”に拾い上げたんですよね。

特に苦労もなく。

 

正直、私はお婆さんの運動能力を知り得ませんが、少なくとも高齢者が目で追い、体が反応できる程度のスピードで桃が流れていたことは間違いないようです。

加えて足を取られなかったということは、水流も水量もたいしたことのない浅瀬だという証拠。

そんなイージーモードの川で、落とし主が拾えないわけがないでしょう。

普通に考えても、桃を落とした直後にダッシュで拾いに行けますよ。

 

仮に落とした地点が深かったとしても、そのまま追いかけて行けばいずれ浅瀬になりますし、追い付けないスピードでもありません。

洗濯をしている川ということは、お婆さんが家から洗濯物や“たらい”を持って行ける距離のはず。

ならば桃を探している先で、必ずお婆さんの家に辿り着きます。

 

お婆さんはお爺さんが帰ってくるまで桃に手を付けていないんで、その間に落とし主が来たなら返してあげるでしょう。

だって桃太郎の育ての親ですよ。

まかり間違っても、知らばっくれるような根性ババ色じゃありません。

 

そういう状況を鑑みても、桃が落とし物だとは考えられないんですよね~。

まぁ、これまた無茶苦茶な言い分かもしれませんが……。

 

あ!でも一つだけ確かな事があります。

落とし物を“拾っただけ”なら、遺失物等横領罪にはなりません。

じゃないと落ちている物を誰も拾えなくなりますからね。

 

財布を届けてあげることもできませんし、電車の中に忘れ物が溜まっていきます。

「オー!ユー ドロップ ア ハンケチーフ」なんて英語力を発揮する機会もありません。(古い)

ちょっと極端な言い分かもしれませんが、逆に言えば、そんな極端な言いがかりをお婆さんは言われていたということです。

 

確かにお婆さんは「美味しそうな桃だ」と思ったかもしれませんし、後で食べようとしたかもしれませんが、少なくとも拾った時点で罪人扱いされる筋合いはないでしょう。

だから桃を拾ったお婆さんに対して「遺失物横領罪だろ」なんて言うのは大きな間違い。

これまた、とんだ言いがかりですよ。

 

情報リテラシーと言うらしい

お婆さんは桃を拾っただけ。

それに対して他人から批判をされる筋合いはないし、ましてや罪人扱いされるいわれもありません。

こんなことは普通に考えたら分かりそうなもんですが、CMでは当たり前のようにお婆さんへの批判が殺到しています。

 

それって……ちょっと怖くないですか?

事の経緯も確かめず、ただ「桃を盗ったらしい」という不確かな情報だけで批判をしているんですから。

まぁ、あくまでネットモラルをテーマにした啓発なんで、基本的にメインはそこじゃないんですけどね……。

 

でも私は、このCMから「情報に流される怖さ」を改めて感じましたよ。

最近じゃ「情報リテラシー」なんて言葉が出回っていますが……

  • オイルショックでトイレットペーパーを買い占めたり
  • 税金が上がる前に慌てて無駄な買い物をしたり
  • 「ヤラせてくれるらしい」という噂に悶々としたり

私たちは昔から情報に踊らされる生き物ですから。

 

感情を刺激されれば、人間の判断力は簡単に影を潜めます。

自分の向いている方向が正義だと信じてしまえば、もはや「悪意ある言葉を使わない」なんて優しささえも忘れてしまうことでしょう。

 

部屋中トイレットペーパーに埋もれたとか、女の子を誘ったら嫌われたとか、自分一人の失敗に終われば後で笑い話にもできますが……

誤った情報のせいで他人を傷つけてしまったら笑えませんよね。

 

細かいことを気にしてしまうのが私の悪い癖。

このブログでも、何かと物事にツッコミを入れていることがあります。

もちろん、それらは正確な情報だと判断したものを基にしていますし、多角的に観ることで自分なりの考えを導き出しています。

 

だから他人の意見に流されたりしませんし……

ボケやジョークでもない限り、何の根拠もなく他人に言いがかりをつけるようなことはしません。(冗談ならするんかい)

 

でも今回のCMを観て、今一度、その事について考えさせられました。

言葉に優しさを持つことも必要ですが、情報を正しく判断することも必要だと……。

 

貴方も、情報には惑わされないように気をつけてくださいね。

 

もしかしたらこの話も……本当は適当に喋っているだけかもしれませんから。

 

それではまた、別の話でお会いしましょう

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