どうも、転んでもただでは起きたくないジョンです
三ヶ月ほど前、愛用しているauのガラケーが壊れてしまいました。
いつものように届いたメールを見ようとしても、画面が真っ暗で何も映らない……。
正直、携帯端末が壊れるなんて初めての経験だったんで驚きましたよ。
昔、お尻のポッケに入れたままバイク事故で体が吹っ飛んだときでさえ無傷でしたからね。
だから「水没した」とか「画面が割れた」なんて故障の話を聞いても、私には無縁の事だと思っていたくらいです。
それが……何の前触れもなく壊れる。
どういうことやねん。
調べると、スライド式のガラケーによくある経年劣化だそうな。
恐らくメーカー側も想定内の自然故障だと思います。
幸い、歴代の機種を置いていたんで、しばらくはSIMを差し替えて使っていました。
でも……なんか諦めがつかないんですよね~。
いくら慣れ親しんでいたとはいえ、新しい機種に慣れてしまった今となっては異常に使い勝手が悪く感じます。
それに一度は自分の中で終わった物ですからね。
いくら選択肢がないとはいえ、再び愛用する気持ちにもなれません。
なんだか……男性とヨリを戻さない女性の気持ちがよく分かります。(言うてる場合か)
ただ、現実問題では……お金を払ってまでは修理に出したくないのが本音です。
だって多少の不便さはあっても、現に旧機種で事足りていますからね……。
安心ケータイサポートがあるじゃないか
そういえば、私は「安心ケータイサポート」に加入していました。
これはどのキャリアにもあると思いますが……
- 保証期間内の自然故障であれば、無償で修理してくれる。
- 保証対象外でも割引してくれる。
という、所謂「修理保証」ってやつです。
月々300円ほどなんで“おまじない代わり”に加入していましたが、余りにも使う機会がなくて存在を忘れていましたよ。
……しかし、これって使えるんですかね?
私、無償期間を過ぎているっぽいんですけど……。
2017年現在、auでの修理保証サービスは2つ。
私が加入している安心ケータイサポートと故障紛失サポートです。
なぜ2つあるかというと……
- 安心ケータイサポートは2013年9月で新規の受付を終了。
- その後は保証内容を変えた「安心ケータイサポート プラス」が開始。
- 後に名称を「故障紛失サポート」へと変更。
という流れだったんですが、新旧では保証内容も違うんで、既に加入しているユーザーは引き続き安心ケータイサポートを受けられるというわけです。
これ、何が違うかというと保証の手厚さが違います。
例えば、故障紛失サポートは無償修理の保証期間が3年なのに対し、安心ケータイサポートは5年といった具合に。
だから新サポートに変わったときは、ユーザーから不満の声が多かったみたいですね。
……それはそうと
安心ケータイサポートは5年保証サービスですが……
私のガラケーは、使い始めて75ヶ月。
6年を軽く超えちゃっています。
大丈夫かいな?
もしダメなら、保証されないサービスに月々支払っているなんて馬鹿々々しい話ですよ。
そこで念のためHPを確認すると、確かに無償修理を受けられるのは「5年保証サービス」ですが……
保証対象外でも水濡れ・全損以外の修理代金なら『全額割引』してくれるみたいです。
これは「修理代金割引サービス」というやつで、特に保証期間は示されていません。
……ん?
じゃあ、5年の保証期間って何やねん?
軽くパニックですよ。
方や無償修理のサービス、そしてもう一方は修理代金の全額割引サービス……
一緒やがな!!
いやいや、敢えて分けているということは根本的に違うサービスなんでしょう。
少々混乱していますが、冷静に確認していきますよ。
妙に手厚い保証
まず『水濡れ・全損』といった場合は、どちらのサービスも対象ではありません。
この場合は5,000円で携帯端末をリニューアルしてくれる「水濡れ・全損時リニューアルサービス」の対象になります。
5年保証サービスの対象は『自然故障』
取り扱い説明書などの注意書きに従った正常な使用状態で機器が故障した場合が保証対象になります。
そして修理代金割引サービスは……保証対象外の修理代金も全額割引してくれます。
この場合の保証対象外というのは『過失』によるもので、故意にぶっ壊したり、改造したものは当然、対象外です。
つまり自然故障だけでなく、うっかり壊しちゃった場合もアリということでしょうかね。
……
……やっぱり一緒やがな!!
ていうか、修理代金割引サービスだけで5年保証をカバーしとるがな。
どういうことやねん。
一応、新サポートの「故障紛失サポート」を確認すると、同じように修理代金割引サービスがありましたが、こちらは上限で5,000円まで掛かる場合があるそうな。
……
……なるほど、すべては当初から計画済みだったんですね。
つまり……
- 自然故障は○年間無償修理
- 過失の故障は、割引いて上限○千円まで
という現サポート体系の「故障紛失サポート」にするのがゴールだったんですよ。
安心ケータイサポートは一種の「プレサービス的なもの」で、ユーザーを集めるためにサポートを手厚くした結果、無償修理と修理代金全額割引が被っちゃっているわけです。
私が今の機種を買ったのが6年と3ヶ月前で、当時は安心ケータイサポートでした。
それが2年後には、今の故障紛失サポートと同じ保証内容に変わります。(旧名:安心ケータイサポート プラス)
思えば、特に不満のないサポートが早々に内容変更したことへ妙な違和感を覚えたような……。
ま、これはあくまで推測の域を超えませんが……。
いや……そんな事はどうでもいいんです。
私のガラケーが無料で修理さえ出来れば。
でも……ホンマに全額割引なんてあるんでしょうかね?
「タダより怖いものはない」じゃないんですけど、あまりにもコッチ側に都合が良すぎて疑っちゃいますよ。
6年以上使っている機種やし……。
「いやぁ~、これは割引対象外なんですよね~」なんて言われるかも……。
そうなれば、携帯修理に関してド素人な私は万事休すです。(大袈裟)
……なんてウダウダ言っていても始まらないんで、取りあえずショップに行きましたけどね。
見事解決!しかも……
近所のauショップへ行き、まず故障の経緯を話し、次に安心ケータイサポートで修理代金が無料になるのかを確認してもらいました。
すると店員さん曰く
「お客様は修理代金割引サービスを受けられます。ただし、必ずしも全額割引になるわけでなく、場合によっては上限で5,000円ほど掛かることもあります」
「修理代が掛かるかどうかは、携帯をメーカーに送って確認しないと分かりません」
なんやて!?
やっぱり全額割引なんてないのか……。
それでも一応、確認してみました。
「……もし修理代が掛かる場合は、その時点でキャンセルは出来ますか?」
「あ、大丈夫ですよ。メーカーが確認をして有償修理になる場合はご連絡を致しますので、その時にキャンセルしてもらえれば……」
「全額割引になる場合はそのまま修理に移行して、こちらへ携帯が戻ってきたときにご連絡をさせてもらいます」
なんというユーザーご都合主義!
携帯電話会社ってこんなに親切やったっけ?(偏見)
まぁ「無料ならお願いします」言うて、勝手に有償修理されたらトラブルの元ですけどね。
そんなわけで愛用のガラケーを修理依頼に出しました。
どうやら私は全額割引になったようで、無事、2週間後に修理完了の連絡が届きます。
※後にKDDIのHPで確認したところ、やはり安心ケータイサポートは全額割引でした。
恐らく店員さんは故障紛失サポートとゴッチャになったか、万が一のトラブルを避けるために保険を掛けたのかもしれませんね。
それはそうと、修理から帰ってきた携帯を見て驚きました。
どっからどう見ても新品なんですよ。
修理に出したのが初めてなんでよく分からないんですが、こういうのって保護フィルムを付けて返してくれるんですかね?
しかも画面だけじゃなく、購入時に付いていた他の場所にも……。
それに6年使ってりゃ細かいキズもあったと思うんですが、それも分からないくらいピカピカです。
恐るべし、ジャパニーズクオリティ。
修理内容は「基盤の交換」と「電池フタの交換」だそうな。
ん~基盤に不具合があるのは分かりますが、電池フタは特に問題がなかったような……。
一応、元の電池フタも袋に入れて返してくれましたが、やっぱり問題はなさそうです。
強いて言うなら、お気に入りのシールを貼っていたくらいなもんで……。
……は!?
もしかしたら「電池フタを交換しました」という体裁にするために元の電池フタを一緒に返してきただけで、本当は全部新品なんじゃ……。
それなら無傷でピカピカになっている理由にも合点がいきます。
ん~でもデータはちゃんと残っているんですよね~。
ということは、データだけを移したということなんでしょうか?
それとも、本当にジャパニーズクオリティでピカピカになったんでしょうか?
いやはや、ド素人に難しいことは分かりません。
でも……そんな事はどうでもいいんです。
修理代金が全額割引で、ほぼ新品になったんですからね。
これでまた6年は愛用できそうです。
これにて一件落着。
……ちなみに
私の端末の修理受付期間は2017年12月31日まででした。
どうやら持ち主の事を考えて、ギリギリに壊れてくれたようです。
愛くるしいな~お前は。
それではまた、別の話でお会いしましょう
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