ドラえもんのひみつ道具でアンキパンは選択肢に無い

 

どうも、ドラえもんふりかけが好きだったジョンです

 

突然、目の前に現れて「未来からやって来た」と言いだす。

そんな謎のロボットに手渡されたプロペラを頭に付けて窓から飛び出す。

のび太の才能は「底知れない勇気」かもしれません。

 

……さて

世界三大“たられば話”の一つ。

「ドラえもんのひみつ道具があったら何が欲しい?」

誰もが一度くらいは考えたことがあるんじゃないでしょうか。

そんな中、私が気になるのが『アンキパン』という答えです。

 

なんでしょう……最近、妙に増えた気がする。

確かに昔から答える人もいましたが、それでも頻繁に聞くことは無かったような……。

それがここ数年でやたらと耳にするようになりました。

下手すりゃ「どこでもドア」や「もしもボックス」の次くらいに言われているんじゃないかと思うほどです。

 

いや、べつに本人が欲しいならいいんですけどね。

「何が欲しいか?」に対する答えは自由ですから。

ただ、ここ数年での急激な需要増には違和感があります。

なんせ私の中に『アンキパン』という選択肢は無いんで……。

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アンキパンの限界

一見すると普通の食パン。

それを本などの印刷物に押し当てると「書かれている内容」がパンに写り、食べることで『暗記』ができるという優れもの。

食べるときはバターやジャムを塗ってもオッケーで、とにかく写して食べるだけで覚えられちゃう。

これが『アンキパン』です。

 

確かにどんな内容のものでも手軽に暗記ができるというなら、欲しくなっちゃう気持ちもわかります。

恐らく需要が増えたというのも「元々は知らなかったけれど、誰かが答えているのを聞いて欲しくなった」というパターンなんでしょう。

でも……あんまり使えないんですよね~。

効果の限界

食べるだけで手軽に暗記ができるアンキパンですが……。

実はこれ……暗記といっても、べつに本人が記憶しているわけじゃありません。

どういうことかというと、覚えていられるのはアンキパンが「体の中にあるとき」だけ。

言ってみりゃ、体内に「カンニングペーパー」を仕込んでいるようなもんで、食べたパンを吐き出したり、トイレで用を足したりすると完全に忘れてしまいます。

 

要は「一時記憶」のようなもの。

しかも普通なら繰り返し呼び起せば記憶が定着するもんですが、どうやらアンキパンでは無理なようです。

実際、のび太もテストのために食べていましたが「トイレに行って忘れてしまう」というオチでしたからね。

 

ま、現実問題で言うと食べてすぐにアスホールから出てくることはありませんが……。

とはいえ、人間の消化吸収に要する時間は「およそ24時間」

便秘でもない限りは一日ほどしか覚えていられません。

許容量の限界

アンキパンが写せるのは物理的な面積の分だけ。

つまり「食パンの断面に収まる内容」しか暗記できません。

これが何を意味するか?

暗記するものによっては“尋常じゃない枚数”を食べなければいけないんですよ。

 

例えば教科書や参考書の内容を覚えるなら、優に100枚以上も食べなければいけません。

仮に一枚を薄く切り出して、更にパンの両面へ写したとしても……何斤、食うたらええねん。

実際、のび太は全教科分の“あり得ない枚数”を食べていましたよ。(結局、トイレに行っちゃいましたが……)

 

食べること自体は簡単ですが、暗記する量によっては苦行かもしれませんね。

無理して食べたら動くのもしんどいし、万が一にも吐き出しちゃったらアウトですから。

数十枚も食べるためには何時間も掛かりますが、先ほども話したように暗記の効果はせいぜい一日程度。

正直、寝ている時間は無いんじゃないでしょうか。

 

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アンキパンの使い道

食べるだけで暗記ができる。

ただし、情報量に比例して“食べる枚数”も増える。

しかも暗記した内容は“一時的”にしか覚えていられない。

……無いわ~

 

これが私の「アンキパンを選ばない理由」です。

無理して食べたくはないし、何よりアンキパンに頼ったところで知識も記憶力も身に付きませんから。

そりゃあ、まったく使い道が無いわけじゃないんですけどね~。

 

例えば、仕事のプレゼンなどで資料を見ずに堂々と話していたら評価も上がるでしょう。

でも、自分の携わっていることが頭に入っていないのは問題ですよ。

後日、プレゼンの内容を確認されても答えられないんじゃあ、せっかく上がった評価だってガタ落ちかもしれません。

 

アンキパンを有効に利用するなら、それこそ「カンペ代わり」として一時的に覚えておきたい事に使うのが一番でしょう。

例えばスピーチであるとか、舞台のセリフであるとか、イベントの進行表であるとか。

明日になって忘れても問題が無い、もし必要であれば再び食べればいい。

そんな場合なら、アンキパンほど強い味方はありません。

 

こうして考えると、やはり私にアンキパンは必要ないようです。

だって、そもそもカンペを使う場面がありませんから。

 

……というわけで

大の大人がドラえもんのひみつ道具について真剣に語ってみました。

『アンキパン』という道具は一時的な効果しかなく、しかも暗記したものが自分の身に付きません。

だから有効な使い道としては「カンペ代わり」くらいなもんです。

 

といっても使い方を間違っちゃダメですよ。

アンキパンが欲しいと言う人は、よく「テストに使えるから」なんて言いますが、これはテストのカンニングに使うべき物じゃありません。

のび太の例を聞けばわかることでしょう。

無理してパンを詰め込んだところで、その知識は後に残りません。

 

それなら……

最初から『コンピューターペンシル』を使ったほうが楽ですよ。

なんせ手に持っているだけで問題を解いてくれますから。

いや、そっちか~い

 

それではまた、別の話でお会いしましょう

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