ジョンです
学生の頃、友人に誘われて陸上部で短距離をしていました。
でも「サボり魔」だったんで記録も何もないんですけどね。
短距離なのに体力づくりで長距離を走らされたり
100メートルをインターバル無しで繰り返したり
的確なトレーニングというより「根性で速くなれ」という部活でした。
だから「十数秒だけ全力を出せるようなトレーニングをすればいいんじゃない?」という私の考えには合わなかったんです。
その日の練習メニューをこなすためにペース配分を考えて走っていたんで、結局、一度も本当の意味での全力で走ったことはありません。
やはりというか、個人競技は1人でストイックに打ち込むもんですね。
というわけで、スポーツにまつわる雑学から3つを紹介します。
棒高跳びの棒
陸上選手などが使っている棒高跳びの棒には、長さの規定がありません。
どれだけ長くてもいいし、逆にどれだけ短くてもいい。
一見、長ければ長いほうがいいように思いますが、棒が長いと「しなり」も大きくなり、その分だけ速く走って勢いをつけなければいけません。
さらに棒の重さも負担になるんで、一概に長いほうがいいわけではなさそうです。
材質も様々なものがありますし、長さは3~5メートルくらい、重さは2~2.5キロくらいの間で細かく設定されているそうな。
つまり、選手個人が自分の体格や使いやすさに合わせて「My棒」を持っているというわけです。
……ん?My棒?
じゃあ……どうやって競技場まで運んでいるんでしょう?
日本陸上競技連盟によると、実際は選手団が移動に使うバスに乗せられる場合もあれば、選手が個人で車の屋根に乗せて運ぶこともあるそうな。
でも免許が無かったり、コンパクト過ぎる軽自動車だったり、自分の車で運べない選手もいますよね?
大丈夫、そんな場合は『宅配便』を利用します。
会社にもよりますが、佐川急便は配送可能だそうな。
ただ、通常の宅配便の規格では「立法三辺の合計が160センチ以内、重さは30キロ以内」と設定されています。
棒高跳びの棒は長さが明らかに規格外なんで、宅配便じゃなく一般貨物の扱いですね。
……となると
例えば、重さが2.5キロで長さが5メートルの棒の場合、都内での移動だけでも……三万五千円以上。
高っ!!
選手より先に、財布の中身が飛んでいきますよ。
ボウリングシューズ
テレビ番組でボウリング対決を観ると、自分もやりたくなってきます。
べつに得意なわけじゃないですよ。
私はスコアが100いけばいいくらいのド下手です。
それでも下手なりに楽しめるのがボウリングの魅力かもしれません。
まぐれでストライクを出してキャッキャしている「あの雰囲気」が楽しくて好きなんです。
私の学生時代は遊ぶといえばカラオケかボウリングでしたが、最近はボウリングをしたことがない人も増えていると聞きます。
たしかに、私が住んでいる地域でもボウリング場が次々と閉まっていますからね。
ゲームとか、他にも楽しいこともたくさんあるんで、若い人もボウリングを知る機会がないんでしょう。
でも気軽に体を動かす遊びって、なかなかないんですよね。
日本で空前のボウリングブームが起こったのは1960年代で、当時は最先端のファッションとしても人気を集めました。
当時は女子プロボウラーが履く『ミニスカート』が流行し、コカ・コーラを飲みながらのプレーがカッコイイとされていたんです。
でも、そんなオシャレな若者のスポーツに一つだけ違和感がありますよ。
レンタルシューズってダサくないですか?
どんな配色やねん。
この理由として有力なのが……「あえてダサくしている説」
ブームによってボウリングシューズにも人気が集まった結果、盗難事件が多発したんだとか。
たしかにネットや古着屋さんで見かける昔のボウリングシューズには、デザインもオシャレでカッコイイものがあります。
最先端のファッションであり、オシャレでカッコイイから、『貸出』の域をこえて欲しくなっちゃったんでしょう。
でも経営者にしてみれば、たまったもんじゃないですよね。
なんせレンタルシューズは『収入源』なんですから。
そこで思いついたのが「ダッサいシューズ」
「誰も気に入らないなら、盗まれることもないだろう」という発想です。
それに、たとえ盗まれたとしても、その「ダサさ」が目立ちますからね。
その作戦が成功したのか、現在では盗難事件をあまり聞かないそうな。
あれ?
もしかしたら「スキーのレンタルウェア」がダサいのも、これと同じ理由かもしれませんね。
あえてダサくすることが『盗難防止』につながるならば、旦那さんの恰好がダサいのも『浮気防止』になっているかもしれませんよ。
オリンピック競技
1896年にギリシャのアテネで開かれた第一回オリンピック。
その実施競技は「8競技、43種目」でした。
その後、100年以上の時を経て、同地で開かれた2004年のアテネ大会では「28競技、301種目」にまで増えました。
この実施競技については、第一回大会から現在まで続いているものや、途中で除外されてしまったものなど、それぞれの歴史があります。
「アレが入る、コレが入らない」とニュースになるくらい、スポーツの祭典に選ばれるかどうかは競技関係者にとって大切なこと。
また、それらを決めるというのも重要ですから、きっと偉い人たちは様々な事情を鑑みて、頭を悩ませているんだと思います。
そんなオリンピックの歴史において、過去に「一回」しか行われなかった競技がいくつかありましたよ。
私が注目したのは、1900年のパリ大会で実施された4競技。
『魚釣り』
『ハト撃ち』
『乗馬で走り高跳び』
『乗馬で走り幅跳び』
どこからツッコんだらええねん。
まず『ハト撃ち』は射撃の1種目でしたが、動物虐待という非難の声が高くて一度きりで終わっています。
いやいや……誰がゴーサインを出してん。
五輪のシンボルが「平和への発展」を願ってんのに、「平和の象徴」を打ち落としたらあかんがな。
次に『乗馬で走り高跳び・走り幅跳び』
これは「馬に乗った状態で、どれくらいジャンプできるか」を競ったものですが……人馬ともに非常に危険なので一回で無くなりました。
いや、やらんでもわかるわ。
そもそも、こんな競技を誰が考えてん。
夜中の3時前か。

自分、考えたんすけど、馬に乗って高跳びとかチョー面白くないっすか?
お前は誰やねん。

いいねぇ、陸上競技と乗馬のコラボ……見えるねぇ
お前も誰やねん。
ていうか、何の企画会議やねん。
こうなってくると『魚釣り』が一番まともに思えますが、競技内容は……「二日間の釣果の重量を競う」
長いわぁ~
まだテレビが無かった時代に、リアルタイムで魚釣りの競技を見守るとか……無いわぁ~
昔の「一回だけの競技」とか、現代の「会場設営の問題」とか。
オリンピックって、100年以上ずっと手探りでやっているんですね。
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