全力で“どんぶらこ”の使い方を間違える

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BGM始めました』(※要Flash player)

ジョンです

昔の彼女とのエピソードですが……

好きな芸能人の話をしていて、彼女が「双子の男性で……ちょっと名前が出てこない」って言ったんで

「あぁ、ポップコーン正一正二?」って聞いたら「違うわ!!」って怒りながら爆笑していました。

彼女曰く、もっと若いらしい。

だから「なんや、工藤兄弟のことか」と答えたら

「なんでそうなるんよ!!」と言いながら爆笑していました。

異性との相性は、なんだかんだ言って「笑いのポイント」が一番大切なのかもしれませんね。

なんの話?って、べつに何の話でもないですよ。

ただちょっと“どんぶらこ”という言葉から、風雲たけし城の「お椀か何かに乗って斜面を滑り降りていくゲーム」を思い出しただけです。

確かそこでポップコーン正一正二が

「どんぶら、どんぶら、どんぶら~」
「こっこ、こっこ、こっこ~」

なんて言いながら挑戦者を押していたなあって……って誰がわかんねん!!

……とまあ、今回はこんな感じで中身のない適当な話をします。

(ちなみに彼女が好きだったのは、斉藤兄弟のことだったようです)

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どんぶらこの使い方

昔々、あるところにおじいさんとおばあさんが住んでいました。

二人は子宝に恵まれませんでしたが、その分、いつまでも新婚気分で気持ちも若々しいままでした。

特におばあさんは若さを保つために体のケアを欠かさず、そのおかげでおじいさんも現役でいられました。

ある日、おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行きました。

おじいさんは同じ道を歩くのが飽きたので、今日は気分転換に近くの竹林の中を通っていきました。

「京都、嵯峨野に吹く風は~♪」

竹林にテンションの上がったおじいさんが某CMソングを歌っていると、目の前に一本の光る竹を見つけました。

「これは……ランプに使える

「いやいや、ちょっと待ってくださいよ~」

驚いて声のする方へ振り返ると、そこに竹取の翁が立っていました。

困りますよ~勝手に登場されたら。一応、ここはワシの見せ場なんですから

え?あぁ、そうか……ごめんね~

ごめんね~じゃないですよ。……ったく、しょうがないな~。一旦、家に帰って出直します

本当にごめんね~。あ、よかったらコレ食べる?

おじいさんは吉備団子を差し出しました。

では、ぜひ私を鬼退治に……って誰が三匹のお供なんですか!

そもそも団子一つで命を懸けるって、ブラック企業じゃないですか

いや、名誉職とも言う

そんなことはどうでもいいんですよ。コレはおじいさんの持ち物じゃないでしょ

いや、美味しそうだったんでお茶の時間にいただこうかな~って

クリケットですか。芝刈りにティータイムとか要ります?

まあまあ、とりあえず邪魔をしたお詫びの印ってことで

まぁ……せっかくなんでもらいますけど……。ところで、この場所に立ち入らないでもらえます?

大丈夫、わしは夕方まで山で芝刈りをしてるから、あと半日はここを通らないよ~

……そもそも、うちの竹林なんですけどね……。まあいいです、じゃあそういうことでよろしくお願いしますよ

来た道を戻っていく竹取の翁を見届けて、おじいさんも山へ向かいました。

……一方、その頃。

おばあさんが川で洗濯をしていると、川上からお椀に乗った一寸法師が流れてきました。

一寸法師はおばあさんと目が合うと、少々テンパりながら言いました。

「いや、違うんす。あの……自分まだ慣れてなくて。あの、船の……いや、お椀の。何て言うんすか、この……いま乗ってるお椀の操縦っていうか。いや、違うんす」

おばあさんは優しく言いました。

「あらあら、あなたが下るのはこの川じゃないと思いますよ」

一寸法師は、その優しさが逆に怖くて更にテンパりました。

すいません。でも、違うんす。上流で……あの~川が二つに分かれてて~。自分、こっちの方向じゃないってわかってたんす。でも……なんか桃が邪魔で……

え?

いや、ホントなんすよ。自分、反対側のほうに向かって漕いでたんすけど……なんかでっかい桃が前を流れてて~。邪魔なんで追い抜こうとしたらバランスを崩して……

……桃とか言うなよ

あ!すんません。いや、違うんす。……自分、何も見てないっす。あの……桃とか……そういうのは流れてないっす。なんか、お尻が……お尻が桃みたいだね~って……

もう、帰れよ

本当なんす。あの~これから助けに行くお姫様が……お姫様のお尻がなんかイイ感じで……あ~なんか桃みたいだから、食べちゃいたいな~みたいな……

……

いや、違うんす。自分そういう目的で助けに行くんじゃなくて……でもあの、ご褒美的なアレがあるかな~なんて……いや、違うんす……鬼がぁ~マジ許せなくてぇ~

わかったから、いい加減はやく行ってくんない?この先に分かれてるところがあるから、右のほうに進んだらアッチの川に戻れるから

マジっすか?!いやぁ~助かります。正直どうしようかな~なんて考えてたんで。ありがとうございます。ほんと、おばあさんイイ女っすねぇ~

あらそう?じゃあ、あなたが大きくなったら私の桃で“どんぶらこ”する?

自分、先を急ぐんで

……こいつ最悪かよ

おばあさんは、そそくさと流れて行くお椀に向かって石を投げていました。

一寸法師がおばあさんの投石から逃げ切った頃、おじいさんは山でお弁当を食べていました。

すると山の上からおにぎりが転がってきて、その後ろを知らないおじいさんが追いかけていました。

おじいさんは咄嗟におにぎりをキャッチして、走ってきたおじいさんに渡してあげました。

いやぁ~危なかったね~。もう少しでそこの穴に落ちる所だったよ~

え?……あぁ、どうも……

おにぎりを受け取り戸惑っているおじいさんを見て、おじいさんは何かを察しました。

あぁ、そうか。ごめんね~気が付かなくて

いえいえ、いいんですけど……できれば向こうでお弁当を食べてもらえますか?

おじいさんは仕方なく場所を移動しました。

しばらく歩いていると、寝ているおじいさんの周りを猿たちが取り囲んでいました。

(……これは人間かな~)
(いや……きっとお地蔵様なんだよ~)

「これこれ、この人はお地蔵さんじゃないですよ~」

「ひゃあ~人間だ~!!」

猿たちは一目散に帰っていきました。

猿を追い払ったおじいさんは、寝ているおじいさんに声をかけました。

もし、そんなところで寝ていると、猿たちに食べ物を取られますよ

……

普段は人間に近づかないのに……じっと寝ているから、猿たちも人間だと気付かないんですよね~

……

さっきだって寝ている姿を見てお地蔵さんだなんて……あ!……ごめんね~

……もういいから、向こうに行ってくれます?

おじいさんはお弁当をあきらめ、昼以降の芝刈りも取りやめて家に帰ることにしました。

「なんか……今日は外に出ないほうがよかったかな~」

トボトボと帰り道を歩いていると、目の前で竹が光っていました。

「これは……寝室の間接照明に使える

「もぉ~」

おじいさんが振り返ると、半泣きになった竹取の翁が立っていました。

えぇ~?まだだったの~?

いや……家に帰って一瞬だけ横になるつもりが寝ちゃってて……ていうか、夕方まで芝刈りしてるって言ってませんでした?

ちょっと、それにはわけがあってね~……じゃあ今のはナシで。わしは何も見てないからさ~、ここは仕切り直しってことで

えぇ~……そんな……

いいのいいの、どうせ家から始めたって道中は省略されるんだし

それを言っちゃあお仕舞いですよ

じゃあね~

「おお、なんということだ。竹が光っているなんて」

竹取の翁が口にするわざとらしいセリフを背中で聞きながら、おじいさんはその場を後にしました。

その頃、川ではおばあさんが洗濯を終え、他にすることが無いので水浴びをしていました。

「ていうかさ~、二人暮らしだし、この時代だし、言うほど洗濯物ってなくない?」

よくわからに独り言を口にしながら、とりあえず何かが流れてくるのを待っていました。

お~い、ばあさんや~

げっ!!アンタなんで帰ってくんのさ

いやそれがな~、かくかくしかじか……

だからって帰って来なくてもいいじゃんか。まだ流れてきてないんだから

何が?

何がって……言わね~よ

そんなことより……何々~その恰好。裸でわしの帰りを待ってたの~?

ばか!ちょっと何考えてんのさ!

おばあさんの大きな桃は、おじいさんの勢いに“どんぶらこ”と流されてしまいました。

ちょうどその時、鬼が村を襲いに来ていましたが……偶然その光景を目にして何故か泣きながら帰っていきました。

おじいさんとおばあさんは“どんぶらこ”して疲れたので、家に帰ることにしました。

……その夜

ドンドンドン!!

「すいません、遅くなりました~!」

おばあさんが戸を開けると、赤ちゃんが立っていました。

どちらさん?

申し遅れました。わたくし、桃から生まれ……る予定だった者ですが、わけあってこのような形で参上する運びとなりました

えぇ~?!

どうしたの?ばあさん、その子は?

あ、これはおじいさん。はじめまして、わたくし桃から生まれる予定だった者です

チョット待ってよ。さっきから『予定だった』って言ってるけど、どういうこと?

それがですね……実はその……桃が無くなりまして……

無くなった?!

はい……というのも、来る途中に便意をもよおしまして。さすがに桃の中ではいかんだろうと思い、桃から下りてご近所へトイレを借りに……

桃はどうしたのさ?

それが……確かに川岸に繋いでおいたはずなんですが……戻ってみるとどこにも無くて……

それで歩いて来たっていうのかい?

はい、泳いで来ようとも思ったんですが、それだと名前がおかしくなるんで……。桃を取りに戻るとしても、ここは一度、お二人にご相談をと思いまして

ん?桃なら川岸にあったよ~

え?本当ですか?

うん、間違いないよ~。わし、帰りに喉が渇いたから川に行ったけど、そのとき美味しそうな桃が川岸に繋がってて……あっ……

……アンタまさか、その桃……

いや~……桃とか無かったかな~

嘘つくんじゃないよ!!アンタ桃食ったでしょ!!

えぇ~!?おじいさんが食されたんですか~?

だって……美味しそうだったし……

チョットいい加減にしてくんない?他所のシナリオを邪魔するわ、自分のとこのシナリオ潰すわ

ごめんね~、でもばあさんの桃のほうが美味しそうだよ~。好き好き、チュッチュッ

んもう!そんなんで誤魔化されないんだから……ばか

おばあさんの大きな桃は、おじいさんの勢いに……

あの……お取込み中すいません。わたくしはどうすればいいんでしょうか?

あら、そうだったわね~ごめんなさい。じゃあ今日はうちに泊まって。明日おじいさんが上流まで送っていくから、改めて桃に入って流れてきてちょうだい

では、お言葉に甘えさせていただきます

じゃあ、早速向こうの部屋で寝てちょうだい。私たち、これから大事な話があるから……子どもは寝る時間よ

はい、おやすみなさい。……あ、耳栓とかお借りできます?

めでたしめでたし

…………

ちょっとぉ~この打ち出の小づち壊れてんじゃないの?

いや、違うんす。あの……これでも体は大きくなっているっていうか……そこは一寸法師としてのアイデンティティというか……自分は……男はサイズじゃないと思うんす

え~でも叩けば大きくなるんじゃないの?

いや……それはそういう使い方じゃないと……あ、でもこれはこれで悪くはないっていうか……

ジョン曰く
どういうオチやねん。
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