赤ちゃんにまつわる雑学を3つだけ語る

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赤子の手をひねることほど難しいものはない。

ジョンです

赤ちゃんを愛くるしく感じるのは、それが遺伝子に組み込まれているシステムだからです。

体に対して頭が大きく、また、顔に対して目も大きい。

そんな大人と比べて明らかにアンバランスな姿を目にすると、「守らないといけない」という意識が自然と働く。

これは人類に限らず、他の動物にも当てはまるものなんだとか。

そんな一連のメカニズムを『愛情』という言葉に当てはめてしまうと、なんだか寂しく感じてしまいますね。

だから私は、こう思います。

その遺伝子は「きっかけ」に過ぎず、本当の愛情は「その先」にあるものなんだと。

というわけで今回は、赤ちゃんまつわる雑学から3つを紹介します。

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赤ちゃんの血液型

私の知り合いに、大人になってから血液型が変わった人物がいます。

もちろん本当に変わったわけではなく、生まれた直後に調べた血液型と実際の血液型が違っていたという話です。

実は、生まれた直後に調べた血液型は、判定が間違っていることがあり得るんだそうな。

通常、血液型は赤血球と血漿を混合させ、赤血球の抗原、血清中の抗体の2つから判定します。

ただ、赤ちゃんの血液の場合、母親の抗体が一部入っているため、血清中の抗体の反応がアテになりません。

そこで赤血球の抗原のみが判定の拠り所になるわけですが……生まれたての赤ちゃんの場合はそれがハッキリと現れにくく、誤った判定をしてしまうことがあります。

いずれにせよ赤ちゃんの時点で血液型を判定しても、100%の確証がないということですね。

ちなみに、これによって「血液型占い」もアテにならないことがわかりましたよ。

なんせ知り合いは20数年もの間、まったく違う血液型で当てはまっていたそうですから。

赤ちゃんの目

黒目の輪郭をハッキリさせるカラコンや、自撮りの際に光を入れるなど、瞳を美しく魅せるために努力をしている女の子は数多くいます。

ただ残念ながら……「透明感」だけは赤ちゃんに敵いません。

その「曇りなき眼」に対抗できるのは『もののけ姫』のアシタカぐらいなもんです。

白目に透明感があって青みがかっているのが赤ちゃんの特徴。

これは人間の目の構造によるものです。

ざっくり言えば眼球は3層構造で、いちばん外側を覆っているのは『強膜』、丈夫で厚く、外部の刺激から眼球を守るのに役立ちます。

その内側にあるのが『ブドウ膜』で血管が走っていて、そして、いちばん下にあるのが『網膜』です。

生まれて間もない赤ちゃんは、いちばん外側の胸膜がまだ薄く、そのためブドウ膜を走っている血管が透けて見えてしまいます。

つまり、強膜越しに透けて見える血管は青くなるため、白目の部分が特別に青白く見えるわけです。

この強膜は成長につれて次第に厚くなるんで、やがてブドウ膜と血管は透けて見えなくなってきます。

さらに外気にさらされ続けることで、紫外線や大気中の汚れのために濁って黄色っぽく変わることもあります。

赤ちゃんの目が青っぽい白目をしているのは、ほんの数か月の間だけ。

言わば、世俗の穢れを知らない無垢な時代といったところでしょうか?

まさに「曇りなき眼」でこの世界を見に来たわけですが……どうやら泣いているのは、お腹を空かせているだけでもなさそうですね。

赤ちゃんの脳

人間の赤ちゃんは、出生時の体重が2500gを下回ると『低出生体重児』と呼ばれます。

昔は全て『未熟児』と言っていましたが、これだと「生命機能が十分かどうか」という話になってくるんで、現在は正式な医学用語としては用いられていないんだそうな。

とはいえ、一般的には今でも未熟児という言葉のほうがニュアンスで伝わりますが、いずれにせよ、これらはあくまで「医学的観点」から設けられた基準です。

そもそも人類という生き物は……もれなく未熟児として生まれてきますから。

例えば馬やキリンなど多くの草食動物は、ほぼ大人と同じ姿で生まれてきます。

彼らは生まれるとすぐに立ち上がって歩き、母親の母乳を捜して自分でお乳を飲み、やがて走り、危険を察知する。

わずか数日で親と同じように生きることができるのは、決して草食動物の親がスパルタ教育なわけではなく……そうじゃないと彼らが生きていけないからです。

自然界において「捕食される側」の動物は、生まれた瞬間から『獲物』であり、生き延びるためには「逃げること」が必要になってきます。

だから彼らは「すでに脳がかなり完成した状態」で生まれてくるわけです。

一方、ライオンなどの「捕食する側」、或いは犬猫やサルといった雑食動物は、生まれてすぐ立ち上がることは出来ず、せいぜいお乳を捜して飲むくらいしかできません。

一般的に「強い動物は未熟な状態で生まれる」といわれますが、これは生き延びるために必要なことを学ぶためでもあります。

ライオンでいえば「エサを捕らえる」というのは本能だけで身に付いているものではなく、大人への成長過程で覚えるもの。

つまり、出生時に「ある程度の未熟な状態」であれば、生まれた後に多くのことを吸収し、それが「生きる強さ」にも繋がってくるわけです。

とはいえ人間に比べれば寿命の割に成長過程は短く、早い段階で大人になりますが……。

いや……逆に人間が「規格外」なのかもしれませんね。

人間の脳は成人で1200~1500グラムありますが、生まれたばかりのときは男女とも平均して400グラムほど。

大脳皮質はまだ不完全な状態で、非常に未完成な脳を持って生まれてきます。

この振り幅と寿命に対する成長過程の期間は、他の動物の比じゃありません。

生後六か月で約800グラム、四~五歳で1200グラム、二十歳でようやく成人とほぼ同じ重さの1200~1500グラム。

このように脳が完成するまでに「寿命のおよそ4分の1」を要し、最終的におよそ3倍の大きさになることが、人間が他の動物よりも知能が高い所以です。

ちなみに、人間がここまで未熟な状態で子どもを産む理由は、一般的に「それ以上の大きさだと母親の産道を通れないからだ」といわれています。

だから人間の脳は、生まれてから大脳皮質が発達するように進化してきたと。

この手の話になると多くの場合、まず「母親の産道が狭いから」という理由があり、脳の発達は「怪我の功名」のように言われているのをよく聞きます。

「脳が未完成のまま産まざるを得なかったからこそ、人間は知能の高い動物になった」というわけです。

でも、果たしてそうなんでしょうか?

出生時の400グラムというのは人間が生きるために必要な最小限度の脳の重量ですが、それでも体重の約12%を占めている大きさです。

母親に尋常じゃない痛みもあれば、場合によっては母子ともにリスクを伴います。

本当に「産道が狭いから未完成な脳で産むようになった」というなら、進化の過程で脳を大きくしなければよかったはず。

最終的な脳の大きさが小さいままで進化を止めていれば、出生時にはもっと楽に産めたはずです。

にもかかわらず現代人は、必要最小限度の大きさでも、医師など人の手を借りるほど大変にリスクを伴う出産をしています。

これは想像の範囲ですが……もしかしたら人類は「脳がもつ可能性」を最大限に活かすため、その「土台」を大きくしたんじゃないでしょうか?

要するに「産道が狭いから」じゃなく、そこを通れるギリギリまで未完成な脳を大きくしたわけですよ。

何故かって?

それは人間が「考える葦」だから。

『知』が人類の生き延びる手段だからですよ。

ジョン曰く
まさに赤ちゃんは人類の希望です。
だからこそ、我々には「守るべき存在だ」という遺伝子が……。
……いや、愛情を遺伝子で語るのは止めておきましょう。
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